真あじと室あじ
真あじと室あじ
どう違いますか?と聞かれます。
室あじは肉が締まっていて
噛み締めて味がわかる感じ、脂があるというよりも歯ごたえと旨味を楽しむ魚です。
昔は室あじが主流でした。
お客様が「柔らかいもの、脂あるもの」をお求めになる傾向が近年特にあり、だんだん
スーパーなどに並ばなくなり
知らない魚になってしまいました。
だから「室あじ下さい」と言われると、「室あじ知っていますか?
あじと名がついていますが、室あじは真あじと食感が全く違いますよ~」と
まず、お話します。
「知ってますよーっ!室あじの方が美味いです!」なんてお客様には
「通ですねーっ!魚好きが
食べるのはムロですよー」と
嬉しくてお答えします。
ちなみに「トロあじありますか?」って方もいますが、
そんなアジはいませんで
マグロのトロから豚肉のトントロ、寿司の中トロのように
脂がありますアピールで
業者が付けた名前で、巷で
「トロアジ」と名前がついていても、別に脂ないなぁって思うものもあります。笑
「せきあじ」も、大分県の関で水揚げされた関サバ同様に関で取れた水揚げ地限定の名前。
おいおい、関じゃないのに名乗っちゃダメでしょ、って
見てわかるものもあります。笑
「室あじは血合いがサイコーなのよね!!」って
通の中の通みたいなお客様がさっきいらしたので、つい書いてしまいました。
右が真あじ左真空されているのがムロあじ。
春はフキノトウの天ぷら
蕗味噌は上手に作るお友達に貰いにいく。
グリンピースご飯。
芽キャベツ。目玉焼き
大学芋、厚揚げ煮物